REPORT

ナレッジパス Vol.28 ナゴヤの空き家問題から生まれた、新しい住まいのミツケカタ

講師:水谷 岳史/ 藤田 恭兵 株式会社On-Co レポーター:正木 梨乃夏
講師紹介

水谷 岳史(みずたにたけふみ) 庭師/空間デザイナー/株式会社On-Co代表取締役
三重県桑名市生まれ

「誰もが自由に挑戦と失敗できる空間をつくりたい」という想いのもと、まちにある空き家を活用して飲食店、レンタルスペース、シェアハウスなど合計10件の空き家を自らリノベーションして運営。
その他、出演者を呼ばない音楽イベント「音楽の日」、空き家活用のためのポータルサイト「さかさま不動産」など、幅広い分野で挑戦中。
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藤田 恭兵(ふじたきょうへい) 株式会社On-Co代表取締役
1992年生まれ、大口町出身

23才の時に古民家を改装し、シェアハウスを開始
気づけば運営物件は飲食店やシェアハウスなど計10軒
現在は生命的な壁「マジックウォール」の開発と築30年マンションの新しい経営提案「リノマッチ」の立ち上げに従事

「こんな空間があったら良いな」を形にする空き家プロジェクト

北欧風にリノベーションしたシェアハウス、音楽活動の拠点、アトリエ、ミシンの作業場、IoTハウスなど、長年利用されていなかった空き家とは想像もつかないほど素敵な空間をご紹介いただきました。

空き家の大家さんに直接交渉し、自分たちの手でリノベーションを行うため、コストをかけず自由に取り組めるのだとか。

地域の方とのコミュニケーションを大切にしながら「こんな空間があったら良いな」を形にする魅力的なプロジェクトであると感じました。

空き家問題の現状

増え続ける空き家の現状と大家さんが空き家を貸す条件についてご説明していただきました。

三軒に一軒は空き家になる。

2040年には43%が空き家になると予測されているほど、空き家問題はより深刻な問題になりつつあります。

では空き家を貸すための条件とは?

一番大切なことは空き家の入居者や、利用目的が事前に分かることだそうです。

しかし現在の不動産システムでは、仲介業者を間に挟むため大家さんと直接やり取りする機会がないという課題があると知りました。

不動産を通して地域活性化、やりたいことが言える世の中に

最後に現状を踏まえた上でこれからの活動について語っていただきました。

買い手が不動産を探すのではなく不動産が買い手にアプローチする。

そんな発想で生まれた「さかさま不動産

買い手が「やりたい」を発信して、応援したいと思った家主さんや地域の方が直接呼び込む、そんな地域全体を巻きこむweb上のシステムを構築中だそうです!

空き家を通して地域の結びつきを強くし、地域ぐるみで若者を応援できる社会を実現していく素敵取り組みについて聞くことができる貴重な機会でした。