REPORT

ナレッジパス Vol.56 テレワークはじめました 〜無料オンラインセミナー〜

講師:濱田 智、佐藤 達彦 株式会社SNAPSHOT レポーター:佐藤 達彦
講師紹介

濵田 智
年齢:47歳(1973年2月生まれ)
出身:富山県
経歴:1995年4月 某出版物取次会社入社 情報システム部配属
   ~ サービス企画・販売・営業組織マネジメントまで幅広く経験 ~
   2020年4月 前職を退社し、株式会社SNAPSHOTに入社
   現在に至る


佐藤 達彦
年齢:37歳(1983年5月生まれ)
経歴:2011年4月 株式会社SNAPSHOT 入社
   デスクトップアプリケーション・WEBシステム開発
   社内インフラ・社内システム メンテナンス
   2019年よりサカエ大学に参加
   子供向けプログラミング教室/各種イベント運営
   2020年4月 コロナ禍における弊社リモートワークのシステム
   構築・設定

概要

以前から徐々に浸透しつつあったテレワークと言う働き方。
今回のコロナ禍の影響で社会に一気に認知された感があります。株式会社SNAPSHOTでも3月・4月・5月とテレワークを実施しました。
システム開発会社が実施したテレワークとは、どういったものなのか、技術者と非技術者の対談形式で振り返ってみました。

テレワークを開始するにあたっての社内で必要となった準備・課題

テレワークを社内で開始するにあたって、社内にかかえている課題、必要な準備がいくつかありました。

弊社の状況を改めて整理してみたところ、下記のような状況にありました。

1.ここ数年、社員の採用を活発に行ってきたことがあり、本社オフィスの机・スペースが枯渇

2.昨年末にサテライトオフィスを構える

3.インターバル就業等規則面でも社員ができるだけ働きやすい環境を構築

4.開発者の比率が高く(80%以上)、業務にはハイスペックなPCが必要

5.お客様のデータを預かることもあるため、Pマーク取得企業としてセキュリティ面には十分な配慮が必要

テレワーク導入と関係の深い点もあれば、あまり関係のないところもありますが、

テレワークを導入したシステム会社の環境を何となくイメージいただければと思います。

次に上記の状況に起因する課題は以下のとおりです。

1.開発者の開発環境

2.セキュリティの担保

3.社内での開発とできるだけ同じレベルで円滑に業務を回す

特にセキュリティの担保は弊社の業務の特性上、非常に重要なファクターでした。

また、技術者がストレス無く、会社で行うのとできるだけ近い形で開発を行えることが

生産性の維持には欠かすことができませんでした。

テレワーク開始前夜

2020年4月に東京から始まった非常事態宣言前から東京支社で一部導入を始めていたテレワークですが、

愛知県も宣言が出る見込みであったため、テレワークが行える環境の構築を急いで進める必要がありました。

その時の状況を簡単にまとめると下記のとおりです。

1.コロナ禍以前から社内でのフリーアドレス化などで徐々にテレワークへの下地を構築していたが、東京の非常事態宣言に伴い東京オフィスで先行してテレワークを開始

名古屋でも非常事態宣言の発令が予想されたため、急ピッチで準備を開始

2.Amazon Web Service(AWS)のWorkplaces上でテレワークでの開発環境構築を試みたが、使用するソフトウェアのライセンス上の問題で断念

3.Microsoft Azure上で提供が開始されたWindows Virtual Desktop(WVD)を評価し、運用に乗りそうだと判断し環境構築を実施

4.VPN環境を構築して非開発者に提供(非開発者はマシンパワーを必要としない業務が多いのでWVDは不要)

5.準備完了はテレワーク正式開始の1営業日前(;^_^A

 

聞きなれない言葉がいくつも並んでいるかもしれません。

セミナー当日もそうですが、技術的な話しになるとつい専門用語を多用してしまうのは悪い癖です。

ここから下は興味のある方だけ読んでいただければと思います。

詳しい説明は他のページでご覧いただいた方が確実、正確だとは思いますが、折角ですのでいくつか簡単に説明したいと思います。

Amazon Web Service(AWS)

インターネット小売業世界最大手のAmazonが運営しているクラウドサービスです。

Amazonは利用者からの大量のアクセスを捌くシステムを構築しています。

その自社で蓄積したインフラ(インターネット回線やサーバ等)の知見をクラウドサービスとして提供しています。

いまや、Amazonの営業利益の大部分(7割)はこのAmazon Web Serviceが上げています。

アマゾン踊り場、純利益4%増 柱のクラウド競争激化

 

弊社でも各種サービスを使ってシステム構築、サービス提供をしています。

 

Workplaces

Amazonが提供しているAWS内のサービスの一種でデスクトップ環境を簡単に構築して利用できるサービスです。

 

Microsoft Azure

世界のPCのシェアの大部分を占めるWindowsを開発した、Microsoft社が提供しているクラウドサービスです。

MicrosoftもAmazonと同じようにインフラをクラウドサービスとして提供しています。

 

Windows Virtual Desktop(WVD)

Microsoft Azure上で動くサービスです。

端的に言うと、クラウド上で実行されるデスクトップおよびアプリの仮想化サービスです。

手元のPCを通じてクラウド上に構成されたPCを使うイメージです。

 

VPN

Virtual Private Networkの略です。

セキュリティを確保したまま遠隔地(A地点とB地点)とネットワークを組む場合、

A地点からB地点まで通信線を引いて通信するのが一番確実です。

ただ、それには多大なコストが必要となり、簡単には実現できません。

例えば、自宅と会社の間で同じことをしようとすると、自宅から会社まで線を引くことになります。

物理的な線となるので会社が移転したら引き直しですし、自宅を引っ越しても引き直す必要があります。

一方、VPNは名前の通り仮想プライベートネットワークです。

一般公衆網を仮想的に専用線として使うので、コストを抑えることができて使用するのも比較的簡単です。

専用線の主な用途としては、警察電話・消防電話・鉄道電話・電力保安通信線・水運用電話などで使用されているようです。

興味のある方はこちらのページに詳しく書かれていますのでよろしかったらどうぞ。

テレワーク勤務のある1日

あるテレワークの1日を切り取って濵田、佐藤でお互いにどんな仕事をしていたか話しをさせて頂きました。

意見が一致して好意的に捉えられたのが、通勤時間0分という点でした。

ギリギリまで寝ていられるというのは社内の社員に聞いても非常に評価の高い点です。

勤怠は弊社で開発しているB2E Pro. という勤怠システムで管理しています。

PC、スマートフォン、タブレットのマルチデバイス対応なのでテレワークでの勤怠管理も問題なく行えます。

社内外との打ち合わせはMicrosoft Teamsを使って行います。

以前はBellfaceという製品を使っていたのですが、今は専らMicrosoft Teamsでコミュニケーションをとっています。

基本的なビデオチャットは勿論のこと、画面共有、ファイル共有、共有メモの作成などが可能です。

ブラウザ上でも動くので社外の方との打ち合わせも先方にソフトウェアのインストールは必要ないので、

スムーズに打ち合わせを行うことが可能です。

テレワークを行う上で懸念されていたのはコミュニケーションがとれるか、

という点でしたが普段と違う環境で仕事を行うことにより意識的にコミュニケーションをとろう、

という意識が高まり、普段よりも密な会話ができていたような気がします。

 

問題点は外に出ないため体重の増加が激しいという点でしょうか。

通勤が無くなる分、間違いなく運動量は減るので健康のために意識的に体を動かす必要はありそうです。

非常事態制限解除後

非常事態制限の解除後も弊社では週3日を限度としてですが、引き続きテレワークを促進しています。

開発者からの評判も上々でテレワークでの勤務を希望する社員は多く、

折角増設したサテライトオフィスの人口密度は低く、

図らずもソーシャルディスタンスをしっかり保った職場を実現できています。

一方で紙を扱う部署(経理、人事等)はなかなかテレワークで仕事を完結することが難しく、

これからはペーパーレスが課題となってくると思われます。

また、一部には会社の方が集中できるという社員もいる為、

この辺りは個人差が出る部分なのかもしれません。

 

これからのテレワーク

今回のコロナ禍によって半強制的にテレワークを行う企業が増えてきています。

働き方の一つとしてテレワークが定着すると、様々な業界に影響が出ることは間違いありません。

興隆する業界もあれば、下火になってしまう業界もあるでしょう。

ただでさえ技術の進歩により数年で大きく状況が変わる現代では、

常にその状況、状況で最適な選択をしていくことが求められることとなります。

 

弊社でも以前から検討、評価はすすめていましたが、なかなか実現にまでは至っていませんでした。

今回、コロナという外圧によってテレワークを始めましたが、

やってみて初めて分かるということも多々ありました。

まずは初めてみて、課題が出たらその課題に対応してより良いものにしていく、

この姿勢が大事だなと実感しました。

最初から完璧な運用は難しいのでスモールスタートでも始めてみる、

それが大事だと改めて気づかされました。

 

最後に宣伝になってしまいますが、今回弊社で構築したテレワークの仕組みを外販することになりました。

個々のお客様の状況、ご要望に合わせて最適なソリューションをご提案させていただきます。

 

ご興味を持っていただけた方は、相談だけでもしていただければと思います。

ご相談はこちらから

 

当日のセミナーの様子はこちら