REPORT

ナレッジパス Vol.48 中小企業のM&Aの実態と、M&Aを成功に導く3つのこと

講師:吉丸 康一 株式会社 日本M&Aセンター レポーター:栗本柚希
講師紹介

大学卒業後ITベンダーに就職するも公認会計士の資格取得を目指し、2年で退職。
1年半の勉強を経て、資格取得後、監査法人トーマツに入社。
監査法人トーマツでは、会計監査、コンサル、企業再生、大型M&Aを実施。

後継者不足に悩む中小企業のM&Aこそが、真のM&Aではないかと考え、
日本M&Aセンターへ転職。
癖の強い売手オーナー社長に寄り添い、多くのドラマに出会ってきました。

イメージとは違う、M&Aの実態とは

テレビドラマなどの影響で、M&Aにマイナスなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

しかし実際は、

・100%が友好的

・譲渡側が譲受側を選ぶケースが多い

・従業員の雇用や社風、取引先に変化が少ない

以上のような実態があるそうです。

譲渡する理由と譲受する理由

譲渡する理由としては、高齢化による後継者不足、業界の先行き不安などがあります。特に後継者不足の問題は深刻で、中小企業庁によると、2050年までに日本企業400万社のうち127万社が廃業に追い込まれるのだとか。

逆に譲受する理由としては、事業強化、資金調達などがあります。

M&Aは合併ではないため、社名や取引先、従業員などはそのままになることがほとんど。また、売り手の大半は黒字企業なんだそう。あくまで、会社の発展のための手段ということですね。

M&Aを成功に導く秘訣

大きく分けて3つあります。

1.株価 2.フィーリング 3.タイミング

<1について>そもそも売り手と買い手の株価には乖離があります。そのため、売り手の希望価格を引き下げ、買い手の希望価格を引き上げなければなりません。

<2について>社長同士の性格や、経営者として大事にしていることなどが完全に一致していることはそうそうありません。そのため吉丸さんの立場としては、双方の社長に何を伝え、何を伝えないか、その見極めが重要になってきます。

<3について>M&Aがどうしても今のタイミングでないといけないのか、これも成功を左右する大きな要因です。

これら3つを考慮し、双方の納得できる形にする。これが、100%友好的なM&Aのための鍵なのですね!

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